レ・ノース・ド・ジャネット Les noces de Jeannette

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noces3オペラ座界隈大通り付近の小さい道沿いで、オペラ・コミックに面したこの100年以上前からあるレストランは、かつては「ポカルディ」という店で、20世紀前半にはとても有名な店でした。シモーヌ・ド・ボーヴォワールは、彼女の自伝『娘時代』の中で、素晴らしい思い出としてこの店に触れています。ここはいくつかの空間をあわせもつ、とてもパリらしいレストランなのです。

ジャネットのビストロの1階は2つの空間に分かれています。

オペラ座側の方のビストロは、19世紀末の作曲家、マスネによるオペラ・コミックのポスターで彩られ、映画館側のビストロは壁一面が1940年代から50年代のフランス映画のポスターでうまっています。2階には、宴会用のサロンも。

ノース・ド・ジャネットは、本当に質の高い料理を追求するお店。この店のシェフは、生産者たちの質や選択にとても口うるさい人なのです。彼はフランス中から一番美味しいものを選び出してきます。例えばベル・イロワーズという、ブルターニュ地方にあるベル・イル島の有名な生産者の魚を使ったスープや、カーン地方流のもつ料理、そして、フランスで一番美味しいブーダンを作ると評判のクリスチャン・パラが作る、バスク地方のエスプレットという唐辛子を使用したブーダン・ノワールもおすすめです。

たんねんに調理されたおいしい料理、例えばフェンネルが口の中でとろけていくようなスズキのローストや、牛テリーヌとフォワグラを層状にして固めたものにイチジクのシュトゥネ(ジャム状にしたもの)を添えたもの、それに産地直送の高い品質基準を満たしたシャロレ牛のステーキもおすすめ。デザートだってもちろん上質です。ビスケットのビターショコラがけやフランボワジエという、赤いベリー類のピューレと生クリームとフランボワーズを使ったお菓子も絶品です。

ノース・ド・ジャネットはワインに関するこだわりも。この店のワインリストを見たら、その数の多さと、生産者のセレクションに驚くことでしょう。ブルゴーニュワインのリストを見れば、この店の主人がどんな地域に
愛着をもっているかがわかります。例えばシャブリ、コート・ド・ボーヌ、シャサーニュ・モントラシュ、コート・シャロネーズやマコネ、ジブリーなど。名高いラベルの隣には、生産者の顔のが見える個性的なワインや、
ワインというのはその土地の味がするものだということを不意に思い出させてくれるような土地味の強いワインも存在します。バラのように気高く高貴なワインだけでなく、野の花を誰かがそっと摘んできてくれた時の様な感動を味わうこともできるのです。

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レ・ノース・ド・ジャネット
Les Noces de Jeannette
住所:14 rue Favart 75002 Paris
電話:01.42.96.36.89
メトロ : Richelieu-Drouot または Opéra
2階には、予約をして貸し切りができるサロンが3部屋あります。サロンでは、20人から60人までの大人数でランチやディナー、宴会が可能。ワインとおつまみのカクテルパーティやビュッフェもできます。パリで他の人たちに気兼ねせずに、美味しいフランス料理とワインに舌鼓をうちながら仲間同士でワイワイするにはもってこいの店。ランチは33ユーロから、ディナーは38ユーロから100ユーロまでのコースメニューあり。

 

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