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アートと美食の街 南仏エクサン・プロヴァンス

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By Miki Iida on 8 juillet 2025 News, プロヴァンス、コート・ダジュール

2026年は後期印象派の画家、ポール・セザンヌの死後120年。それに伴い、2025年は彼の故郷のエクサン・プロヴァンスでは「セザンヌ・イヤー」と称して6月末から10月12日まで沢山のイベントが開催される。

街の入り口にあるセザンヌの銅像。エクサンプロヴァンスの街を見つめているセザンヌ

エクサン・プロヴァンスの中心的な美術館であるグラネ美術館では、「ジャ・ド・ブフランにおけるセザンヌ展」が開催される。「ジャ・ド・ブファン」はセザンヌが40年程過ごした郊外の邸宅で、自身の絵における様々な実験をしてきた場所だ。エクサン・プロヴァンスの中心的な美術館であるグラネ美術館には世界中から約130点のセザンヌの油絵、デッサン、水彩画が集結する。セザンヌが1902年から1906年まで晩年を過ごしたアトリエ「アトリエ・デ・ローブズ」も大規模な修理を終えて10月12日まで公開される。

ポール・セザンヌの生家

エクサン・プロヴァンス育ちのポール・セザンヌはマティスやピカソに多大な影響を与え、モダンアートの父と評される偉大な人物だ。しかし彼は亡くなった後ですら自分の愛した街で偉大な画家として認められるまでに多大な時間を要し、1949年にオープンした街の主要な美術館、グラネ美術館にようやく彼の絵が収蔵されたのは1984年のこと。死後100年の2006年には大規模な企画が開催され、街の入り口にはセザンヌの銅像が設置されたが、街の誇りとして認められるまでに100年を要したというから驚きだ。

セザンヌの足跡を辿るツアーも開催されている

セザンヌは銀行業で富を成した父のおかげで絵画の道を歩むことができ、エクサン・プロヴァンスから少し離れた場所にある邸宅「バスティード・デュ・ジャ・ド・ブフラン」で約40年を過ごした。中学時代にエミール・ゾラと出会い、ゾラはセザンヌが彼を助けたお礼にリンゴの入った籠を手渡した。静物画の中でも特にリンゴで知られるセザンヌにとって、リンゴというのは単なる果物ではなく、ゾラとの想い出も含まれているのかもしれない。芸術家の集まるカフェ「ドゥ・ギャルソン」にゾラとともに通ったセザンヌ。その後二人の道は別れ、ゾラは労働者階級を代表する作品をパリで描き、セザンヌはブルジョワ的な生活をしながらエクサン・プロヴァンスの美しい景色を描き続けた。

セザンヌの絵に出てきそうな色の建物に沢山出会える

実際にエクスに来ると、なるほどセザンヌは自分の見たままに絵を描いたんだと思わされるほど、セザンヌの絵から飛び出してきたようなオレンジ色の建物があり、市街地から離れると、まさに彼が描いた田園風景やサント・ビクトワール山が見える。

エクサン・プロヴァンスの夜の賑わい

エクサン・プロヴァンスはプロヴァンス地方の首都として栄えた誇りある街で、数あるフランスの都市の中でも独特の魅力やプライドが感じられる街である。歴史的中心部はほとんど歩行者空間化され、地元民の車か小型バスくらいしか入れない。歩行者空間なので安心感があり、足取りがゆっくりするため、散歩やショッピングに最適だ。街の至る所にオープンカフェがあり、街中でリラックスした時を過ごせる「インフォーマル・パブリック・ライフ」が非常に充実している。お店の質はパリと比べてもかなり高く、貴族的で洗練されたものを好むエクスの人たちの気質が伺える。マルシェもかなり頻繁に開催されており、骨董市やお花、日用品のマルシェなどが広場で開催されている。

地元の人たちに愛されているプロヴァンス料理のレストラン、「レ・ガリナス」は、路地を入ったところにあるのに平日でも満席だ。スタッフの方も非常に感じが良く、お客さんに愛されているのがよくわかる。

レ・ガリナスのテラス

前菜のフェンネルとオレンジのサラダはとても繊細でさっぱりしており、耐え難い暑さも吹き飛ばしてくれる。

フェンネルとオレンジのサラダ

メインの「プロヴァンス風ブリアード」はブイヤベースのようなものかと思いきや、お魚の濃い出汁のスープとともに1種類の魚と野菜を味わうもので、白身魚もとても脂が乗ってて美味しく、日本人の弱い胃腸にも優しい味わいだ。

プロヴァンス風ブリアード

デザートのイチゴのタルトは流石の味わいで、タルト生地はサクサクほろほろ。真っ白な珍しいクリームはマスカルポーネと生クリーム、粉砂糖を混ぜて作ったも「クレーム・ドゥブレ」。クリームもほろほろしていてクリームの甘さと苺の酸味が絶妙なバランスだ。フランスは日本より大味なことが多いものの、繊細な味わいもあるんだな、と思えた素敵なお店。

いちごのタルト

エクスから車で20分ほど足を伸ばすと地元の人たちに愛されているワイナリー「シャトー・ラコスト」があり、入口では安藤忠雄氏が作ったゲートが出迎える。

シャトー・ラコストの入り口 安藤忠雄氏の作品

こちらは単なるワイナリーではなく、現代アートをこよなく愛するアイルランド人のオーナーが世界中の名だたるアーティストに作品制作を依頼し、多様な植物が育つ公園のような空間を散策できる。敷地内には5つのレストランがあり、安藤忠雄氏が作ったレストラン「Tadao Ando」もある。

安藤忠雄氏設計のレストラン

彼は他にも駐車場、直島の南寺を思わせる彼自身のアート作品を展示したパビリオンなども作っており、安藤ファンにはたまらないだろう。

安藤忠雄氏のアート作品

他にも杉本博司氏の彫刻作品、隈健吾氏の作品、ルイーズ・ブルジョワの蜘蛛の作品や、オノ・ヨーコによる、七夕や絵馬のように願い事を書いて木の枝に結ぶ作品、巨大な妊婦の胎内に入ることのできる作品などがあり、現代アートと食が好きな人にはうってつけの空間だ。

ルイーズ・ブルジョワの作品

「シャトー・ラコスト」内のカジュアルなフレンチレストラン「テラス」は、その名の通り緑あふれるまさにイメージ通りの南仏プロヴァンス!という素敵なテラス。

フレンチレストラン ラ・テラス

フレッシュで爽やかなシャトー・ラコストのロゼワインを楽しみながら、ボリュームたっぷりで滋養味溢れる玉ねぎのタルトやスモークサーモン、シーザーサラダなどが味わえる。

ボリュームたっぷりの玉ねぎのタルト

こちらはデザートもとてもボリューミーで、レモンクリームのタルトはレモンが数個乗っているのかと見紛うような独特のプレゼンテーション。「シャトー・ラコスト」はエクスの人たちが週末にゆったりした時間を過ごすちょっとしたリゾート地のような位置付けだ。

シャトー・ラコストのロゼワイン 暑い夏にピッタリ

現代アート好きにはエクサン・プロヴァンスの中心地にある「ホテル・ド・コーモン・サントル・ダール」もおすすめで、6月にはニキ・ド・サンファールの展覧会が開催されていた。解説も詳しく、作品の質も高いだけでなく、かつてのブルジョワの邸宅を改装したこの美術館にはうっとりするほど素敵なお庭とカフェも隣接されており、アートに触れたあとは緑に囲まれて優雅で豊かな時間が楽しめる。

ホテル・ド・コーモン・サントル・ダールの美しいカフェ

エクサン・プロヴァンスには日本人が想像するような夢のようなフランス!というイメージが溢れ、お店の質も高く、何もかも洗練されており、美しく豊かな南仏の暮らしが凝縮されている。特に今年の夏はセザンヌ・イヤーということで気合いも入っているので、2泊くらいゆっくりしながらセザンヌが描いた世界を味わってみてはどうだろう。

※エクサン・プロヴァンスはパリから約3時間。TGVの駅から市内までは非常に離れているため、マルセイユ空港とエクスの中心市街地(ギャール・ルティエール)を結ぶナベットに乗るか、車に乗る必要がある。シャトー・ラコスト行きの公共交通はなく、レンタカーまたはUberで行く人が多い。

グラネ美術館 Musée Granet, Place Saint-Jean de Malte

セザンヌ・イヤーは2025年6月28日から10月12日まで

セザンヌのアトリエ Atelier des Lauves, 13 Avenue Paul Cezanne

セザンヌの邸宅 Bastide du Jas de Bouffan, 4 route de Valcros

シャトー・ラ・コスト

コーモン・サントル・ダール

by MIKI IIDA

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