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You are at:Home»News»パリの美食の殿堂 ギャラリー・ラファイエット

パリの美食の殿堂 ギャラリー・ラファイエット

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By Miki Iida on 13 juillet 2026 News, オペラ座周辺, 食文化の今

豪華絢爛なクリスマスツリーと巨大なドームで世界にその名を知られるギャラリー・ラファイエット。パリに行ったら一度は訪れたい場所として認識している人も多いだろう。オペラ座のすぐそばにあるギャラリー・ラファイエットは1894年に創業されたパリの老舗デパートで、百貨店としてヨーロッパで最大の売り場面積を誇る。

ギャラリー・ラファイエットというと、高級ブランド店が連なるラグジュアリー・ファッションの殿堂というイメージが強い。ところが巨大資本に次々と統合されていくパリの中でも奇跡的に家族経営を続けるこのデパートは、ラグジュアリーを大切にする一方で、「エレガンスや素晴らしいものは万人に開かれるべき」という哲学を持ち続けている店なのだ。

その象徴とも言えるのが有名なガラスのドーム。こちらは創業当初の1894年に完成し、買い物客だけでなく、パリの文化を象徴する場として一般に解放されており、年間約10万人が見学に訪れる。

8階の屋上に上がるとパリ市内が一望できるテラスが無料で開放されており、観光客だけでなく、パリの小学生も遠足に訪れる。モンマルトルの丘やオペラ座、セーヌ側にエッフェル塔まで見渡せるこれほどの絶景はパリ屈指であり、この場を全て3つ星レストランのテラスにすることも可能である。しかし百貨店の哲学として、よい景色や素晴らしいものは皆に開かれるべきである、という意思を持ち続け、あえて一般に無料で公開し続けている。

 テラスの左側には毎年5月から9月までの期間限定レストランがオープンし、モンマルトルに面した絶景を楽しめる。今年は「Balcon バルコン」という地中海料理の店を営業しており、これほどの景色とギャラリー・ラファイエットという名前のわりに、意外とリーズナブルな価格だから驚きだ。右手には最近ヨーロッパでアペロル・スプリッツに代わって話題になりつつある「サンジェルマン・スプリッツ」に特化したバー「ル・ドゥース・ウール」も期間限定オープンするなど、テラスを3通りに楽しめる。

また、通りの向かいの「ラファイエット・グルメ」では、様々な角度からフランスの美食を堪能できる。1階には「ピエール・エルメ」や「ジャンポール・エヴァン」、「アラン・デュカス」など、フランスを代表するパティスリーが揃う。パリで最近話題の超巨大クロワッサンやパンオショコラの発祥の店「フィリップ・コンティチーニ」も。また、「メゾン・ド・ラ・トリュフ」やスペインの生ハム専門店のように、商品を買うだけでなく、カウンターでリーズナブルな価格で味わえる店も。

奥にあるブランジェリー「シェ・ムニエ」はパリの中でも圧巻の品揃え。テーブル席もあり、オペラ座付近で小腹が空いた時におすすめだ。

2階のレストランはフランス料理というより主に多国籍料理。フランスの料理コンクール番組、「トップ・シェフ」で優勝したシェフたちに焦点を起き、ノンストップ営業で30〜40ユーロ程度という手頃な価格でトップシェフの料理が味わえる店が揃う。実際に入ってみると想像以上に店内が広く、12時過ぎでも混雑していないのでパリの穴場だといえる。

また、ワイン好きにぜひ訪れてほしいのが、2階のワインカーヴ。ここにはシャトー・ディケムの年代の異なるワインで作った円柱の塔が鎮座し、その周囲をボルドー5大格付けシャトーのワインがこれでもかと並ぶ。

この場所はパリにおけるボルドーワイン大使館と呼ばれ、パリでもトップクラスのワインを誇る。こうしたギャラリー・ラファイエットならではの超高級ワインがある一方で、同じフロアには世界中の選りすぐりのワインが15€から選べるというのが店の哲学を象徴している。

地下のマルシェには新鮮な食材から、フランス各地の名産品までが凝縮しており、パリ滞在の最終日にしっかり狙っていきたい場所だ。ボルディエのバターはじめ、バターの品揃えもパリ屈指。

ショコラもパリでなかなか目にしないヴァローナなどが種類豊富に揃っている。日本では手に入りにくいものが山のように並んでいるため、トランクの半分くらいをしっかり空けて買いに行きたい場所である。

地下にもいくつかのレストランがあり、特筆すべきは肉料理のレストラン「メゾン・ル・ブルドネック」。こちらはガラスケースに並ぶ巨大な肉の塊の中かから、好みのものを指定して焼いてもらうことができるという。

まさにトップクラスの品質の肉を、マルシェのように単に眺めるだけでなくその場で食べられるというから驚きだ。このようにギャラリー・ラファイエットはラグジュアリーの殿堂である一方で、実は一般に扉を開くということを強く意識しており、あえて値段をリーズナブルに設定していることが多い。パリは軒並み値上がりしており、観光客向けの値段で食べても美味しいとは限らない。一人で美味しいご飯が食べたい時など、こちらのカウンターやテラス席で質が保証されたものを味わってみてはどうだろう。世界にその名を轟かせる百貨店だが、実はまだまだ知られざる穴場が存在している。パリに行くなら美味しいものが食べたいという人はぜひ訪れてみてほしい。

ギャラリー・ラファイエット

住所:35 Bd Haussmann, 75009 Paris

月曜〜土曜 9時半〜21時半(ラファイエット・グルメ)
日曜 11時〜20時

By MIki

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