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マロワールは、濃いめのオレンジ色で、見た目が滑らかでつややかなチーズ。柔らかい生地で、牛の乳からできたこのチーズは、ベルギー国境近くにあるマロワール村の修道院で誕生しました。  あまりに強い匂いにぎょっとしてしまうかもしれませんが、マロワールはフランスのチーズの中でも特に記憶に残る味わい。このチーズを美味しいパンと味わうと最高なんですが、温めてとろりとさせたのを、パンにしっかりと塗ってタルテーィヌにするのもおすすめ。もちろん、有名なタルト・オ・マロワルも味わってみてください。 [pro_ad_display_adzone id= »1569″]  フランス北部出身の主人がいるビストロでは、牛肉の厚切りステーキやリブロースに、よくマロワル・ソースが添えられています。このチーズは、ブルゴーニュワインの搾りかすでつくったマールというブランデーやシャンパーニュ、また香りの強い白ワインとともに味わうのがおすすめ。…

 伝統的なカマンベールチーズはノルマンディ牛の生乳で作られていて、脂肪分たっぷりで、プロチドとビタミンが豊富に含まれています。 カマンベールの製造には約3週間かかります。カマンベールは今でも、薄い木を削ってできた箱に入って販売されています。200年前から生産されているカマンベールは、ノルマンディで最も有名なチーズで、世界各国で売られています。1983年からは、製造方法が フランス政府によって厳しく制限され、AOC品質表示を獲得した土地味豊な製品の1つとして認められるようになりました。 [pro_ad_display_adzone id= »1569″]

リヴァロはノルマンディのチーズの中でも最も古いものの1つ。 この名前はカルヴァドスにある、リヴァロという町名に由来しています。 19世紀末には、リヴァロはノルマンディで一番人気のチーズでした。 1877年だけで、約4500万のチーズが販売されていたのです。 [pro_ad_display_adzone…

ブルゴーニュ地方で一番有名なチーズといえばエポワス。このチーズはオクソワ村に住むことになった修道士達によって16世紀に作られました。これは牛の全乳を使ったチーズで、柔らかくて滑らかな生地をしています。マールというブドウのかすで造ったブランデーでこのチーズを洗い、ライ麦の わらの上で最低一ヶ月は寝かします。このチーズはとてももの柔らかで強い香り。色はオレンジがかったベージュから赤褐色に変化していきます。チーズの皮はブルゴーニュのブランデーで磨かれ、滑らかで湿り気があり、きらきらしています。 [pro_ad_display_adzone id= »1569″]

直径20センチの円形で、厚さ4センチ、重さが1.5キロあるサン・ネクタールは、標高千メートル以上の山だけで作られる、オーベルニュ地方のイコン的存 在。中世の農民のチーズであり、わらの上で熟成されるサン・ネクタールは伝統によればアンリ・ド・セネクトル元帥によってルイ14世の食卓にもたらされた ことで、大変な評判となり、それ以降美食家の間で知られるようになりました。類似品をブロックするため、農家はアペラシオンを1955年に獲得し、乳製品 業者は1964年にアペラシオンを獲得。非常に重宝されてなかなか手に入らないため、サン・ネクテールは公式なコピー商品を1945年に販売します。それ がサヴァロンです。…

 モルビエは牛の生乳を使ったチーズで、ジュラ県のモルビエという村で作られています。モルビエは、チーズを半分に分つように盛られた薄い灰の層の優しくてフルーティな香りが特徴です。  19世紀にコンテチーズを作るのに残った牛乳を、もう1つ作れるほどの量ではなかったために、モルビエの農民達は固まりはじめた牛乳を大きな桶に入れ、灰が舞う暖炉の近くに置いておきました。その翌日、コンテチーズの仕込みが終わったあと、再び残った牛乳を灰のかかった固い牛乳の上に注いでみました。そして、農家たちは、仲間内で味わおうと思ってそれを保存してみたのです。今日では、モルビエチーズの灰はちょっとしたデコレーションと、かつての習慣の名残でしかありません。2001年にはモルビエチーズの品質はAOCによって 認められました。 [pro_ad_display_adzone id= »1569″]

カニュの脳みそ マション地方の象徴的な料理「カニュの脳みそ」は、生クリームと酢、 オリーブオイル、ニンニクとあさつき、パセリと、みじん切りにした エシャロットを混ぜたフロマージュ・ブラン。全てのアロマを引き出すには 準備に少し時間がかかります。これはフレッシュな状態で、パンか…

威厳ある大きさで、プレスされ、加熱されない生地のカンタルは、フランスチーズの祖先です。2千年以上も前に生まれたカンタルは、何よりも保存用としての チーズ。これは冬の厳しい気候に対する重要な保存食だったのです。カンタルは商売用のチーズでもあり、古代ローマ時代でも評判でした。1つのチーズが直径 35~45センチで、35~45キロあるチーズを1つ作るには400リットルもの牛乳が必要です。1956年からアペラシオンを認められたカンタルは、夏 期の5月から9月の間、「ブロン」や牛小屋で生産されてきました。今日では牛小屋で作られたものは、乳製品屋で作られたものより上質です。カンタルは異な る熟成段階のものを楽しむことができます。…

9月16日、パリのフロマージュリー・ヒサダにて、ロックフォールチーズとコンフィ、日本のお酒とのマリアージュを楽しむ会が開催された。150年以上の歴史を誇る「ソシエテ」社の3種のロックフォールにそれぞれ合った果物のコンフィ、日本産のお酒やワインを合わせるというものだ。 ロックフォールというと高級で特別なイメージを持たれがちだが、実際には同社のチーズはスーパーで2€台から手に入り、エスプレッソ1杯の値段とさほど変らない。だからこそ、既成概念を打ち破り、より親しみやすく、日常的に味わってほしいとの想いで同社はコーヒーやウィスキーなどとの様々なマリアージュを企画。この秋からはフランスで、エピキュリアン社が作る「フランボワーズとカイエンペッパー風味のパプリカのコンフィ」と、同社の強めのロックフォール「タンプリエール」とのマリアージュを楽しむセットを販売開始。エピキュリアン社はロックフォールの産地付近に位置し、新鮮なフルーツを使い、様々なジャム(コンフィチュール)や、チーズと合わせる甘さ控えめのコンフィを生産する家族経営の会社。会場となったフロマージュリー・ヒサダはパレ・ロワイヤルの隣に位置する日本人オーナーのチーズの専門店で、両社の商品を取り扱う。この日はHISADA FRANCE社長の久田恵理さん自ら日本酒や山梨産ワインとロックフォールとのマリアージュを提案した。   [pro_ad_display_adzone…

ジュラ山脈で作られるコンテチーズは、フランスのモンベリヤール牛か シメンタル牛の生乳からしか作られません。中世以来、1つの大きなチーズを つくるのに、平均450リットルもの生乳が必要だと言われています。  ハードタイプのコンテチーズはフルーティな香りが特徴です。コンテは最低でも 4ヶ月、場合によっては18ヶ月から24ヶ月の熟成が必要ともいわれています。…