コート・デュ・ローヌのワイン生産者 カーヴ・ド・タン Cave de Tain

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カーヴ・ド・タンは、1933年の創業以来、品質の優れたワインを作り続け、フランストップクラスのコーペラティブとして知られている。コート・デュ・ローヌ北部のエルミタージュや、サン・ジョセフ、クロズ・エルミタージュなどに畑を持ち、総面積は合計1000ヘクタールと広大だ。カーヴ・ド・タンの醸造所はあの高名なワイン産地、エルミタージュのまさに麓。目の前にはエルミタージュの丘がそびえ立っている。

エルミタージュでは2000年前からブドウが栽培され、そのワインはローマ時代からアンリ四世やルイ十四世にも愛されてきた。ローヌ左岸の小高い丘には、見渡す限りびっしりとブドウの樹が植えられている。花崗岩質の地面は非常に乾いており、カラっとした風が吹き抜ける。遮るものが何もなく、畑に照りつける太陽にブンブン飛び回る虫たち。地中海性気候のエルミタージュの畑は南仏を思わせ、目の前を雄大に流れるローヌ川と、対岸の景色がまばゆいばかりに美しい。カーブ・ド・タンはこのエルミタージュにも21ヘクタールの畑を持ち、AOC エルミタージュでは2番目に大きい生産者。


大手ネゴシアンとは異なり、生産者の協同組合として創られたカーヴ・ド・タンは、ローヌ北部の住民たちに4世代にわたって愛されてきた。10月の醸造所には各地から次々ブドウが運び込まれ、即刻作業が開始される。合計1000ヘクタールもの畑を所有するだけあって、醸造所にはこれでもかというほど多くのタンクが並んでいる。「これだけタンクがあっても全部使っているんです。北部は赤はシラーだけだから、熟す時期もほぼ同じ。約3日で収穫を終えて、それを全部すぐに扱わないといけないからこれだけの設備がいるんです。」と代表のグザビエ・ゴマール氏。全体の85%はシラーだが、マルサンヌを使った白ワインにも力を入れている。

 

シラー100%の赤ワイン、“エスプリ・ド・グラニット Esprit de Granite 2013”は、スパイシーな香りが特徴的だ。口当たりは柔らかく、フレッシュな酸味も感じられる。「シラーは酸素を必要とする品種です。あれ、まだかな?と思ったら、カラフに入れて待つと味わいが変わります。以前テイスティングしたのは24時間待ったら本当に素晴らしい味わいでしたよ!」とグザビエさん。ローヌ北部というと値段も高くなりがちだが、カーヴ・ド・タンのワインは価格もリーズナブルで親しみやすい。クロズ・エルミタージュのワインは新宿伊勢丹のワイン売り場で扱っている。

 

 

Cave de Tain カーヴ・ド・タン
22 route de Larnage CS 89721
26602 Tain l’Hermitage

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