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You are at:Home»News»コスパの高いボルドーワイン バリューボルドー2018 Value Bordeaux

コスパの高いボルドーワイン バリューボルドー2018 Value Bordeaux

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By Miki Iida on 18 avril 2018 News, ボルドーワイン, 日本で楽しむフランス

ボルドーというと相変わらず高級ワインのイメージが強いようだが、ボルドーワイン委員会はそのステレオタイプのイメージを払拭しようと根強い努力を続けている。というのも、格付けシャトーの近寄りがたいイメージとは裏腹に、実際にはボルドーの生産者の大半は家族経営で、白ワインやロゼワインなど、バラエティ豊かなワインを生産しており、価格も10ユーロ前後と手ごろなものが多いからだ。ボルドーワインをもっと身近に感じてもらおうという取り組みのひとつが、今年で13回目を迎える「バリューボルドー」。日本国内で流通するボルドーワインのうち、1000円〜4000円までの価格帯のおすすめ100本を認定するもので、コストパフォーマンスの高いお値打ちワインの指標となっている。

今年は464本エントリーされたワインの中から、日本を代表する5名のソムリエがブラインド・テイスティングで100本のワインを選出。今年で3回目のテイスターとなる松木リエさんは、「ボルドーワインは初心者にも安心で、名前負けしない品質の確かさがある」と語る。「エントリーしたワインのレベルがまた一段と上がって選ぶのが大変でした。バリュー・ボルドーはどれも心からおすすめできるワインばかりです。」アカデミー・デュ・ヴァンで長年講師をつとめる紫貴あきさんは今年テイスターに初挑戦。「ボルドーというと赤のイメージが強かったですが、初日は白とロゼばかりで驚きました。白ワインは酸がしまった良いものがたくさんあり、ロゼワインも優しい味わいで春野菜にとても合うと思います。玄人はボルドーといえば格付けの赤というイメージがあると思いますが、赤でも様々なアプローチがあるので、予算に応じて使い分けしてみては」と紫貴さん。

左から2番目が紫貴さん、3番目が松木さん

 

実際に試飲をすると確かに白やロゼのレベルが上がっているのがよくわかる。白は酸がさわやかで和食にも合うものが多く、ロゼは甘すぎず、かといって苦味が強いこともなく、野菜や豚肉メインの料理によく合いそうだ。もちろん赤も、特に2000円〜3000円台で素晴らしいものが多くある。会場にはボルドー、グラーブ地区のペサック・レオニャンから来日したシャトー・ド・ルイヤックのメラニーさんの姿もあった。情熱的な父、ローランさんの造る赤ワイン、「シャトー・ド・ルイヤック2012」は深みがあって滑らかで、余韻がとても柔らかい。カベルネ・ソービニヨンとメルローを約半々で造るこのワインは、2つの品種が素晴らしく溶け合っている。それもそのはず、「このワインは2つの品種を混ぜてから醸造するという、グラーブでも一級シャトーのオー・ブイヨンと私たちしかやっていないんです」とメラニーさん。バリューボルドーに全くひけをとらないこちらのワインは現在輸入業者を探し中(約22ユーロ)。

バリューボルドーの発表に合わせて来日したボルドーワイン委員会からは2017年のブドウの出来についての紹介も。フランスでは近年各地で異常気象の影響を受けており、ボルドーも例外ではなかったようだ。今年は温暖化により平均より10〜15日も収穫が早まった。また、4月に発生した深刻な霜の被害により、収穫量は大きく減り、ワインの生産量は前年比なんとマイナス40%になったという。ブドウの収穫はまさに天候に左右され、生産者たちの心配事はなによりも気象条件なのだが、一人ではその力にはあがなえない。だからこそ、新しい世代の多くは環境問題に関心を持ち、できるだけ環境に配慮し、かつブドウ自体が悪天候に耐えうる力をもつ栽培方法を模索している。一人ではどうにもできないことに力を合わせて対応していくのもボルドーワイン委員会の役割だ。「91年の大規模な霜害の際、その年のワインの値段が非常に上がったが故に、結果として市場を失いました。ですからそれを避けるために、何かあった時用にリザーブ用のワインをとっておく、きちんとしたストック管理を行うようになったのです。今年は収穫は下がりましたが、2015年と2016年のワインを市場に出し、均衡を保つことが可能です。ですから値段は多少は上がるかもしれませんが、極力抑えるようにするつもりです。」とボルドーワイン委員会広報ディレクターのクリスチャンさん。収穫されたブドウの質はとても素晴らしいという。

バリューボルドーに選ばれたワインは金地に「2018 VALUE BORDEAUX」 と書かれた丸いシールが貼られている。巷によくある「金賞受賞ワイン」で選ぶのもいいが、バリューボルドーは日本を代表するソムリエたちお墨付きの、私たちの口に合う普段使いのお得なワイン。街で見かけたらぜひ一度手に取ってみてほしい。また、4月20日(金)〜22日(日)の3日間、東京、表参道のCommune 2ndで、バリューボルドー2018が一斉に揃う一般向けのイベント「ポップアップバー・マイ・ボルドー・パーティ」が開催される。生粋のボルドーワインが一杯たったの300円で、飲み比べセットは3種で600円。会場にあるストリートフード店のメニューとよく合うフードペアリングも紹介される。春風の下、ボルドー片手に心地よい時を楽しんでみてはどうだろう。

Pop-up Bar “MY BORDEAUX PARTY”
日時:4月20日(金)〜22日(日)11時〜20時
会場:Commune 2nd 東京都港区南青山3−13

バリューボルドー2018のリストはこちら(ボルドーワイン委員会公式サイト)

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