Browsing: ギャルソンレース

5月15日~17日、東京の代官山で「アペリティフ 365 in Tokyo」が開かれた。ヒルサイドテラスでフランス風のアペリティフというお洒落な雰囲気の中、沢山の人がゆったりとした時を過ごしていた。最終日には初の試みとなるギャルソンレース、「第一回クローネンブルグ杯」が開催され、汗ばむ程の晴天の下、ギャルソン達がグラスの載ったお盆片手にスピードを競い合っていた。 ギャルソンレースはカフェのウェイターのスピードとバランス感覚を競うレースで、パリで1930年代に始まった。ギャルソン達が白と黒の制服姿でパリの街を駆け抜ける姿は街の風物詩として愛されていた。東京で開催されたクローネンブルグ杯のルールは、お盆の上にビールの入ったグラスと空瓶、オープナーを載せて、ヒルサイドテラス構内に設置された400メートルのコースを走り、誰が一番早いか競うもの。ビールが一定量以上こぼれた場合は失格となる。まずは全員を対象にした4人一組の予選が開催され、グループ内で一番速かった者が準決勝に、その中で一番の者が決勝に進むという仕組み。参加したのは、主に都内のカフェやレストランでサービス業に従事するギャルソン達50名。代官山で開催されたこともあり、モンスーンカフェ代官山、レストラン・パッション、シェ・リュイやアンジンなど、近隣の飲食店のスタッフも数多く参加し、知人達も応援に駆けつけた。…

1930年代からパリの名物となっていた、カフェのギャルソン達のすばやさと バランス感覚を競い合うギャルソンレースは、2000年を最後に10年ほど 中止されていたそうです。かつてのギャルソンレースは、パリや近郊の カフェで働くギャルソンたちが、白と黒の制服を着て、約8キロの道のりを トレー片手に颯爽と走るというものでした。トレーの上には飲み物のビンが…