Author Eriko Matsuura

シャルクトリ 肉製品

アンドゥイエットは豚の腸を使って作るフランスの伝統的なシャルキュトリーの一つ。地方により作り手により味もテクスチャーも異なりフランス各地にアンドゥイエットを楽しむ愛好家がいる。1960年に創設された正統派アンドゥイエット愛好家友好協会(AAAAA=Association Amicale des Amateurs d’Andouillette…

パリのカフェを選ぶ

パリの「ボタニックレストラン」 料理の原点を大切にする山口杉朗シェフ 「フランス料理」はめまぐるしく変化している。特に若い世代のシェフはアジアや中東の新しい素材、調理法を取り入れて「料理の独創性」をアピールすることに奔走しているようにみえる。有名シェフのいる高級レストランでさえ、出てくる皿を見て「これがフランス料理だろうか?」と首をかしげることが間々ある。中にはインスタ映えする料理を作って関心を引こうとするネオビストロなどもあり、料理の価値は何かと戸惑ってしまう。 日本人シェフの山口杉朗さんとソムリエのアレクサンドル・フィリップさんが2015年秋パリに開店した「ボタニックレストラン」はそんなフラストレーションなしに料理そのものを満喫できる店として高い評価を得ている。…

News

フランスの伝統菓子「ガレットデロワ」 フランス人が大好きなお菓子の一つに「ガレットデロワ」がある。キリスト教の公現祭の折に食べるお菓子として古くから親しまれ、年が明けるとブーランジュリーやパティスリーにガレットデロワが一斉に並び始める。 公現祭は、東方の三博士が星に導かれてベトレヘムの馬小屋に赴き、生まれたばかりのイエス・キリストを拝み、貢物をささげたという聖書の言い伝えに基づいている。この時初めて救世主キリストの降誕が世に知られたという意味で「公現」の祝日となった。以前は1月6日と定められていたが、現在は1月1日以降最初の日曜日を公現の祝日としている。元々は宗教行事の一つだったが、今は誰もが家族や友人と一緒にガレットデロワを楽しんでいる。 ガレットデロワのレシピーは地域によって異なる。パリを中心にしたフランス北部ではパイ生地にアーモンドクリームを入れたお菓子だが、南フランスの伝統的なガレットデロワはリング型のブリオッシュに果物の砂糖漬けをのせたものを指す。しかし、近年は北部のガレットデロワが南フランスにも広まり主流になりつつあるようだ。 <フェーヴの役割>…