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You are at:Home»News»2026年はクロード・モネ没後100年

2026年はクロード・モネ没後100年

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By Miki Iida on 10 janvier 2026 News, ノルマンディ, 日本で楽しむフランス

2026年はモネの没後100年ということでフランスが盛り上がっているのをご存知だろうか?日本でも来年は上野の西洋美術館、アーティゾン美術館、箱根のPOLA美術館などでモネを主題にした展覧会が開催されるが、本家本元のフランスでは100以上のイベントが目白押し。

印象派の画家の中で最も有名であり、印象派の名前の元となる「印象・日の出」を描いたモネは1840年にパリで生まれ、100年前の1926年にジベルニーで亡くなった。モネは生涯で2000点ほどの絵画を描き、彼の作品が圧倒的に多いのはもちろんパリだ。パリのマルモッタン美術館は高級住宅街にひっそりと佇む小さな美術館だが、ここはモネ家が死後に作品を寄贈してできた美術館であり、モネの作品所持数はなんと世界最大。もちろんオルセー美術館と、第一次世界大戦中に描いた「睡蓮」で有名なオランジェリー美術館でもモネの展覧会が開催される。

とはいえモネは小さい頃からノルマンディに住み、ジベルニーでは40年暮らしていたため、モネの拠点はパリとノルマンディだったといえるだろう。そのため2026年はノルマンディでモネ関連のイベントが多数開催される。見どころとしてはノルマンディの交通拠点、ル・アーブルにあるアンドレ・マルロー現代美術館。こちらは「ル・アーブルのモネ」と題してモネが若き日を過ごしたノルマンディ時代、1845年〜1874年に焦点をあて、若い時代に有名になった風刺画や、師匠のウジェーヌ・ブーダンの影響を受けて描いた絵、海のシリーズなど約80点が展示される。美術館は駅からは離れているが、モネが「印象・日の出」を描いた場所からすぐそばにある。

ジベルニーは転々とした生活をしていたモネがついに家を所有し、自分好みに庭を仕立てていった終の住処とアトリエであり、今でもモネが住んでいるかのような空気感がある。見どころの黄色いダイニングルームには彼がコレクションしていた浮世絵が飾られている。美食家でも食いしん坊でもあったモネは、食に対するこだわりや情熱には並々ならぬものがあり、テーブルはきちんとセットされ、クリスタルのグラスに銀食器がデフォルトだった。家族は決められた時間に合わせてきちんと食事するのが常であり、皆がそれを尊重していた。ちなみにモネの朝食時間は6時で、白ワインにアンドゥイエットがお決まりだったというから驚きだ。モネのお気に入りのメインは舌ビラメのフィレンツェ風。サラダにキンセンカを加えて味を整えるのはいつもモネの役割だった。

ジベルニーのモネの家の近くには「ジベルニー 印象派美術館」があり、主な展示内容は現代的な視点で読み解く印象派だが、2026年は「睡蓮の前にモネが見つけたジベルニー」と題して、ジベルニーに到着したばかりの頃の、ひなげし(コクリコ)などの絵を展示する。

2年に一度開催されている「ノルマンディー 印象派フェスティバル」は、印象派150年を祝い、200万人が来場した2024年に引き続き、かなり大規模に開催される予定。2026年は印象派の根幹をなす庭がテーマとなり、音楽やダンス、現代アーティストによる作品やインスタレーションなど、様々なアクティビティが開催される。日本からは霧の彫刻で知られる中谷芙ニ子氏がオンフルールの公園を霧で覆う。また、写真家の蜷川実花氏がルーアン大聖堂を独特の世界観のインスタレーションでライトアップし、DJナイトも開催されるという。世界中の著名なアーティストを招き、現代の手法で印象派やモネにオマージュを捧げ、若い世代にアートに触れてもらう素晴らしい取り組みだ。2026年にフランスに行く予定の方はぜひ予定に組み入れてみてほしい。

【クロード・モネ 没後100年】

パリ マルモッタン美術館

「風景画の歴史、モネからホックニーまで」

2026年9月24日~2027年1月31日

パリ オランジェリー美術館

「モネと時間」

2026年9月30日~2027年3月29日

ル・アーブル アンドレ・マルロー近代美術館

「ル・アーブルのモネ」

2026年6月5日~9月27日

ノルマンディー印象派フェスティバル 特別エディション

2026年5月29日~9月27日

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