アプサントの世界  L’univers de l’absinthe

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95年という長い禁止期間を経た後で、アプサントのボトルは、
再びカフェのカウンターに姿を現すことになりそうです。
アプサントという言葉をボトルに表記することが、法律で
許可されるというのです。アプサントは第一次世界大戦中に禁止されました。
これほど議論を巻き起こすことになった飲料は他に類をみないでしょう。
一方ではもてはやされ、他方では気を狂わせると告発されて追放される。
起伏に富んだアプサントの歴史をご紹介します。

緑の妖精という伝説 La légende de fée verte

 オスカー・ワイルドによって「緑の妖精」と命名されたアプサントは、
パリのカフェの黄金時代を形づくることになりました。「緑の時間」が
やってくるとフランスの時は止まり、アプサント用の美しい給水器が
カウンターやテーブルの上を満たしていきます。アプサントは画家のドガや、
パリにいたヴェルレーヌなど、北のモンマルトルから南のモンパルナスまで、
画家や詩人たちにインスピレーションを与えてきました。
暖房もないようなアトリエの奥で、画家達はキュビスムをはじめとする
革命を起こしてきましたが、彼らにインスピレーションを与えたものは
アプサントだったのです。

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エドガー・ドガ「アプサントを飲む男」1876年 オルセー美術館蔵

この絵は19世紀後半に印象派達が集っていたピガール広場のカフェ、
ヌーベル・アテネのように発展をとげたパリのカフェの姿だけでなく、
下層民達をむしばんでいったアルコール中毒も描いています。

absinthedegas

Le buveur d’absinthe de Degas 1876

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