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パリはミシュランの星付きシェフやレストラン、フランス各地の美味しいものに付加価値を与えてくれるビストロとともに、世界の美食の首都として認識されています。とはいえ、この地方にもレストランやビストロだけでなく、特産品が存在します。例えばチーズやハム、ソーセージ、バゲットやデザートなどです。

マカロンは、もともとイタリアからやってきた焼き菓子で、アーモンド生地をベースに、卵白と砂糖を加えて作ったお菓子。これは16世紀からフランス各地で作られ、ジェルベさんが2つのビスケットの間にちょっと詰め物をしてみようというアイデアを思いついたのです。カリっとした歯ごたえで、口の中でとろけていく2つの生地は、香りのついたクリームでくっつけられ、パステルカラーとともに甘みのあるお菓子になっています。  マカロンを作るにはかなり高度な技術が要りますが、材料はいたってシンプル。きれいに皮をむいて砕かれたアーモンドと、粉砂糖と卵白を泡立てたもの、それに香料と着色料。  マカロンはパリの典型的なお菓子になりました。今日では、一番有名なマカロンの店はラデュレ、フォション、それからピエール・エルメ。こういった有名店は、1日何千ものマカロンを世界中で売っています。彼らは目新しい香料を作る能力を発揮して、互いにしのぎを削り合っています。例えばジャスミン、バラ、緑茶にすみれの香りもあるんです。チョコレート味やフランボワーズなどはクラシックなタイプです。

14世紀にパリのブルジョワの男性が奥さんのために選んだレシピの選集に、すでにブーダン・ノワールが登場しています。今日でも、そのレシピに変わりはありません。パリのブーダン・ノワールは、3分の1が豚の血、3分の1が豚の脂、3分の1がゆでた玉葱でできています。この玉葱が、パリのブーダンに特別な味わいを与えてくれるのです。玉葱の入ったブーダンは、どこのパリのハム、ソーセージ店やたいていのビストロで目にすることができます。伝統的に、パリのブーダン・ノワールは冬場に消費され、その頃にはよくビストロで、本日のおすすめメニューとして登場しています。テーブルに出される前には、フライパンかオーブンで焼かれるか、煮込まれて、ジャガイモのピューレやジャガイモのコンフィと一緒に運ばれてくるのです。 [pro_ad_display_adzone id= »1569″]