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使用品種はガメイのみ ボジョレー地区の赤ワインに使用するブドウ品種は、ガメイのみと決まっています。フランスでは中世以降、ブルゴーニュ地方の人々がガメイに対して、実がつきすぎる、青臭い、味が弱々しいといった悪評を植え付けようとしてきました。けれどもブドウの樹の良し悪しは人間同様、人種や肌の色で決まるものではありません。よくしつけられ、きちんと手入れされ、素晴らしいテロワールで育ったガメイからは偉大なワインができるのです。年代物のボジョレーのブラインド・テイスティングは、非常に著名なワイン専門家にいたっても、ブルゴーニュのグラン・クリュかと思わせてしまうほど。 ボジョレー・ヌーヴォー  ボジョレー・ヌーヴォーはちょっとパラドキシャルなワイン。メドックの格付けワインやシャブリのグラン・クリュなどは非常に高額とはいえ、ブドウの収穫は機械頼みということも。それに対してボジョレー・ヌーヴォーの収穫は基本的に手摘みです。ボジョレー・ヌーヴォーを造るにはブドウを房ごと使用しないといけないため、ブドウを粒単位で収穫していく収穫用機械は使用できません。また、ガメイ種は他の品種に比べるとかなり背が低く、一般的な機械はうまく通りません。そのため、毎年9月になると1万人を超える人たちが世界各地からブドウの収穫にやってきます。結果として、ボジョレー・ヌーヴォーという一般消費者向けのワインは他の地方産のワインよりもよっぽど生産費用が高くついてしまうのです。それなのにボジョレー・ヌーヴォーは他より安く売られるというわけです。 日本では経済危機や東日本大震災があったとはいえ、ボジョレー・ヌーヴォー消費の勢いはとどまるところを知りません。日本は世界の中でもボジョレー・ヌーヴォー輸出先のダントツ1位。ボジョレーにとって日本は非常に重要な市場です。とはいえフランス人からは不可思議に思えることも。どうして日本ではボジョレー・ヌーヴォーがこんなにも有名なのに、ジュリアナスやムーラン・ナ・ヴァンなど、ボジョレー地区のクリュについてはほとんど知られてないのでしょう?ボジョレーのクリュは味わいの繊細さやエレガントさではブルゴーニュの偉大なワインにもひけをとらないにも関わらず、お手頃価格で手に入る本当に優れたワインなんです。…

11月の第3木曜日といえば?Fête de Beaujolais! ボジョレー解禁。日本各地でボジョレー解禁が祝われる中、東京、汐留で日仏文化協会主催のボジョレーヌーヴォー・パーティが開催されました。この会は昨年オープンした汐留ホールとロビーで開催され、1500円の参加費で5種類のボジョレーを味わえる仕組みです。用意されたボジョレーは赤が3種、ロゼが1種に白1種。この日は約60名が参加し、大きなクリスマスツリーや華やかな絵画の下で、ワインを片手に出会った人達との会話を楽しんでいました。 ところでボジョレーってよく耳にはするけれど、一体どんなワインなんでしょう?当日はワイン講座も開催されて、ボジョレーについて学ぶこともできました。その中で特にわかりやすかったのが、サントリー株式会社のワイン事業部長をされていた七里淳哲さんによる、ワインを5W1Hで読み解く方法。…