Browsing: プロコープ

ルイ14世の時代、シシリア人のフランセスコ・プロコピオは宮廷の貴族と才人たちのための場所をつくりたいと思ってい ました。そして彼は、カフェ・プロコープを1674年にトゥルノン通りに開き、その後アンシャン・コメディ通りに店を移転させました。この店では、赤ワイ ンではなくコーヒーが出され、さらにコーヒーが客達の精神を覚醒させ、会話の技術を非常に高い所まで磨きあげていったのです。  1670年代頃には、イエメンから伝わったコーヒーは、ヨーロッパの大都市のベネ チアやロンドン、ウィーンなどに姿を現しました。もちろん、パリも同様で、まずエリートたちによってコーヒーの飲み方が発展させられ、それに伴って、コー…