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その名を耳にするだけで心が浮き立つ「キャンティ・クラシコ」はイタリアのトスカーナ州、フィレンツエとシエナの間に広がる7万ヘクタールの広大なワイン産地、キャンティで生産されている。原産地呼称ができたのも非常に早く、1716年には生産地の線引きがされた。フィレンツェとシエナの間というと、観光客でも訪れやすいように思いがちだが、キャンティはフィレンツェから車で1時間近くかかるのため、誰しもが気軽に行ける場所ではない。そんなキャンティ好きの方に、フィレンツェの中心部で上質なキャンティ・クラシコが味わえる店をご紹介したい。 フィレンツェ中心部に位置する「カンティネッタ・ディ・ヴェラッツアーノ」は地元の人たちに愛されている、カフェ兼ワインバー。朝早くから営業しており、朝食を食べに来る人や、近隣で働く人たちが美味しいランチとワインを楽しみにやって来る。ドゥオーモから徒歩2分程の好立地だが、知らないと通り過ぎてしまいそうな隠れた名店だ。 この店はキャンティ・クラシコの歴史あるワイナリー「カステッロ・ディ・ヴェラッツアーノ」が1992年から経営しているお店。ワインだけでなく、キャンティの豊かな食をまるごと味わってもらうというコンセプトで、パンや料理、デザートも全て丁寧に手作りし、ハムや野菜などもできる限りキャンティ産のものを使用。キャンティ北部のグレーべに位置する「カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノ」はキャンティで最も古くからあるワイナリーのひとつで、1170年設立というから驚きだ。 家族の歴史の中でも特に誇りある航海士だったジョヴァンニ・ダ・ヴェランツアーノ氏は1524年にアメリカ北部を発見し、彼の名を冠した橋がニューヨークあるという。この印象的なラベルのシンボルは、一度覚えたらきっと忘れられないだろう。「カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノ」は基本的にトラディショナルなワインを作り、有機栽培のサンジョベーゼ95%〜100%で全て手摘み。 カンティネッタでは「カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノ」の様々なワインを飲むことができる。その中でも特におすすめなのが「キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ…

6月4日、ペニンシュラ東京にて、キャンティ・クラシコの魅力を味わうプレス・ランチが開催された。キャンティ・クラシコはかなり有名なイタリアワインだが、日本に輸出されているのは実は全生産量の2%にすぎないという。今回は様々な料理とのマリアージュを通じて、多様性があり幅広いキャンティの魅力が体感できた。 キャンティ・クラシコはイタリアのトスカーナ地方、シエナとフィレンツェの間で14世紀から生産されている歴史的重みのあるワイン。イタリアワイン大使の宮嶋勲さんは、フィレンツェの生産者は貴族的で、土に触れたことがないような手をしている人もいると語っていたが、キャンティ・クラシコの魅力はまさにこの貴族的で優雅な雰囲気にあるだろう。イタリア都市研究の第一人者、法政大学名誉教授の陣内秀信先生によれば、昔から貴族のヴィラが点在していたこの地域では、ヴィラを中心にワインが生産され、独特の風景を保ってきたという。生物多様性を大切にしてきたキャンティは、フランスのワイン産地と異なり、産地全体の10%しかブドウ畑が占めていない。他は森林やオリーブ畑で、その間に産地が点在する姿がなんとも美しい。キャンティは陣内先生とともに産地として現在ユネスコの世界文化遺産登録を目指している。 プレス・ランチでは合計6種類のキャンティ・クラシコが提供された。「タスマニア産サーモンのコンフィ とうもろこしのヴルーテ」に合わせたのは、アンナータと呼ばれる一般的なランクのキャンティ・クラシコ2種類だ。サーモンは魚料理だがコクやとろみがあり、意外にも赤ワインのキャンティ・クラシコによく合っていた。「Chanti Classico Nardi…