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ボジョレー ジョルジュ・デュブッフ社 Centre de vinification Duboeuf

子供から大人までがワイン文化を楽しめるように作られた、歴史を感じさせるワインミュージアム「アモー・デュブッフ」のすぐそばに、ジョルジュ・デュブッフ社の近代的な醸造センターがあります。IMG_9109

ジョルジュ・デュブッフ社は自社所有の50ヘクタールのブドウ農地の他にも、約80のブドウ農家と契約しており、ここには収穫されたばかりのブドウが次々とやってきます。ブドウはすでに生産者側で2度選別されており、金額はブドウの量だけでなく質にも応じて支払われる仕組み。ブドウが運ばれる場所に近づくと何やら足が床にくっつきます。「これは今年のブドウの質がいいからですよ。ブドウがしっかりと成熟している証拠なんです」と3代目のアドリアン・デュブッフさん。ブドウから糖分が自然に床に落ちてしまう程成熟している、というわけです。

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醸造センターの中に入ると、ベルトコンベアーで運ばれたブドウが人手による3回目の選別を受けています。その横手には巨大なステンレスタンクが整然と並びます。この近代的な醸造センターができたのは2002年。ジョルジュ・デュブッフ氏が沢山のワイン生産者からブドウを購入するように決めたのは、素晴らしいブドウを作ることができてもそれに応じた設備を持てない生産者も多いから。ワインを生産するためには醸造用の設備投資にかなりの資金が必要です。「うちのタンクはそこまで大きくないし、生産者やテロワールごとに分けて熟成ができるんです。だから生産者が自分のところで育てたブドウがワインとして熟成するまで見守れて喜んでくれますよ。」と醸造センター長。3年ごとの契約とはいえ、もう10年以上一緒に仕事をしている生産者も多いそう。こちらでつくられたボジョレー・ヌーヴォーは日本に112万本が発送される予定。ご近所で見かけたら、ボジョレーに想いをはせて、ぜひ味わってみて下さい。

 

 

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