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ボジョレーの生産者 ドメーヌ・デュ・モーパ

ボジョレー地区の中でも、ジュリアナは最も面白く、陽気なクリュとして知られている。ジュリアナは友達と笑いながら飲むボジョレーで、何十年も前から、風刺画家たちや笑える物語を書く作家たちに愛されてきた。格付けボルドーのようにちょっとスノッブで気取ったワインとは対照的で、普段はすましたフランス人が酔っぱらうまで飲むワイン。

ジュリアナを飲んで酔っぱらうフランス人

ワイン生産者たちはジュリアナの村にあったローマ時代の元教会を改装し、1955年に試飲用の場所を設けた。奥の壁にはフレスコ画が描かれており、ワインの神バッカスと村の娘たちを表している。もとの絵では女性は裸で描かれており、当時スキャンダルとなったため、大事な部分を隠すために画家はヴェールを足したという。教会に設置された貯蔵庫は、収穫したブドウを醸造するために使われる。

元教会の壁画


ボジョレーのクリュのひとつであるAOCジュリアナのドメーヌ・モーパは、日本にボジョレーヌーヴォーを1200本輸出している。フレッシュなブドウジュースのようにとても飲みやすく、幸せな気分になれるボジョレーだ。
とはいえ、最もおすすめで魅力的なのは2020年のキュヴェ。とても暑い年に収穫されたガメイで色が濃く、質感の豊かさに驚かされる。口当たりはふくよかでブルーベリーのような黒果実のアロマが特徴的。余韻も長く、心地よく続いてくれる、素晴らしいワインである。

ワインに関する問い合わせ先:マキコレワイン 0277-22-0737

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