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ウェプレール Brasserie Wepler

ウェプレールはパリの歴史あるブラッセリー。モンマルトルの丘の麓、クリシー広場に面した場所で100年以上続くこのブラッセリーは、画家のピカソやロートレック、マリー・ローランサンにシュザンヌ・ヴァラドン、それに詩人のアポリネールやアメリカ人のヘンリー・ミラーのような小説家たちが好んで訪れる場所でした。

ヘンリー・ミラーは小説『クリシー広場の静かな日々』で、ウェプレールについて書いています。「クリシー広場の横にあるカフェ、ウェプレールは長いこと私のお気に入りの場所だった。私はいつも店内かテラスに腰をおろしていた。私にとってこの店は1冊の本のような存在だった。ギャルソンやディレクター、会計係や売春婦たちや常連たちの表情、それにトイレ係のおばさんの表情に至るまで、まるで毎日読んでいた本の挿絵のように私の脳裏にしっかりと刻み込まれているのである。」

ブラッセリー・ウェプレールにはセルジュ・ゲーンズブールや娘のシャルロット・ゲーンズブールも頻繁に訪れました。現在でもアーティストや映画関係者たちを惹き付け、彼らの出会いの場として機能しています。というのもこの店には、他の場所では感じることのできない、昔から変わらぬ独特の雰囲気があるからです。

1976年にこの店の事業を引き継いだオーベルニュ地方出身の父の跡を継いだミッシェル・ベシエール氏は、ウェプレールのエスプリを大事にしています。彼はこの店の文学賞、ウェプレール賞まで創設。ウェプレールは大多数のブラッセリーが、巨大な外食産業に買収されていってしまったのに対し、パリで数少ない独立経営のブラッセリーとして営業を続けています。ギャルソンや彼らが持つトレーの絶え間ない動き、個人客や仲間内でやって来た人たちでここは活気に満ちています。ここにいる人たちの表情や姿勢を見ていると、ウェプレールがパリの社会を観察するのにもってこいだとわかります。

名物のシュークルート

ブラッセリー・ウェプレールは海の幸を愛する人たちにとって最もおすすめのアドレスの1つ。100年以上も前から、この店の海の幸の盛り合わせは評判でした。特に牡蠣のセレクトが評判で、マレンヌ・オレロンか、ブルターニュかノルマンディの牡蠣を使用。それからムール貝や、オマール海老や海老、ウミザリガニなども。全部味わってみたい方には、海の幸の盛り合わせがおすすめで、牡蠣、イチョウガニ、ウミザリガニ、灰色の海老や赤い海老、アサリなどが含まれています。

ウェプレールではもちろんブラッセリーらしい料理もおすすめで。例えばオニオングラタンスープ、ブルゴーニュ地方のエスカルゴ、ザリガニのフイユテというパイ包みのパプリカ添えなど。クラシックなメニューとしてはアンドゥイエット、鴨のコンフィやサレール牛のサーロインステーキ。クラシックなものでデザートまで攻めるなら、この店の定番、クレープ・フランベはいかがでしょう?

ブラッセリー・ウェプレール Brasserie Wepler

住所:14, place de Clichy 75018 Paris
電話:  01 45 22 53 24
メトロ : Place de Clichy
営業時間:深夜24時半まで毎日営業
値段:コース メイン+前菜またはデザート 24,5€
前菜+メイン+デザート 30 €(ノルマンディ産の牡蠣、オニオングラタンスープ、豚肉のシュークルートや鮭のシュークルート、ウフ・ア・ラ・ネージュ、ムース・オ・ショコラ等)
全てアラカルトで頼んだ場合 39 € から50 €程度

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