マロワールは、濃いめのオレンジ色で、見た目が滑らかでつややかなチーズ。柔らかい生地で、牛の乳からできたこのチーズは、ベルギー国境近くにあるマロワール村の修道院で誕生しました。
あまりに強い匂いにぎょっとしてしまうかもしれませんが、マロワールはフランスのチーズの中でも特に記憶に残る味わい。このチーズを美味しいパンと味わうと最高なんですが、温めてとろりとさせたのを、パンにしっかりと塗ってタルテーィヌにするのもおすすめ。もちろん、有名なタルト・オ・マロワルも味わってみてください。
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フランス北部出身の主人がいるビストロでは、牛肉の厚切りステーキやリブロースに、よくマロワル・ソースが添えられています。このチーズは、ブルゴーニュワインの搾りかすでつくったマールというブランデーやシャンパーニュ、また香りの強い白ワインとともに味わうのがおすすめ。
今日ではこのチーズはエーヌ県とノール県のいくつかの市町村でしか作られていません。地域の誇りあるチーズなのです。