paris-bistro japon

サン・ネクタール Saint Nectaire

直径20センチの円形で、厚さ4センチ、重さが1.5キロあるサン・ネクタールは、標高千メートル以上の山だけで作られる、オーベルニュ地方のイコン的存 在。中世の農民のチーズであり、わらの上で熟成されるサン・ネクタールは伝統によればアンリ・ド・セネクトル元帥によってルイ14世の食卓にもたらされた ことで、大変な評判となり、それ以降美食家の間で知られるようになりました。類似品をブロックするため、農家はアペラシオンを1955年に獲得し、乳製品 業者は1964年にアペラシオンを獲得。非常に重宝されてなかなか手に入らないため、サン・ネクテールは公式なコピー商品を1945年に販売します。それ がサヴァロンです。

nectair

農家と乳製品業者の両方がAOPの恩恵を受けているとはいえ、2つを混同してはいけません。農家の方は、農場で生産され、1つの群れだけの牛の乳からでき ているのに対し、乳製品業者の方はいくつかの群れの牛乳を低温殺菌して牛乳屋で生産されたものです。これらはステッカーで見分けることが可能。農場産のも のは楕円形のステッカー、牛乳屋の方は正方形のステッカーが目印です。フランス中で一番生産地面積が小さいとはいえ、生産量としては農場産のものの中では 一番重要なものの1つとなっています。というのも、年間6300トンものサン・ネクタールが生産されているからです。

[pro_ad_display_adzone id= »1569″]

Quitter la version mobile