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クレープ・シュゼット Crêpes Suzette

クレープ・シュゼットが発明されたのは、モンテ・カルロのカフェ・ド・パリ。のちに、エドワード7世となる、若き日のイギリス皇太子はカフェ・ド・パリの常連でした。

彼はクレープを自分の前で調理してくれることを望み、毎日のように、シェフの見習いが、クレープを作るためにアルコールランプをテーブルのところまで持ってきてました。ある時、予期せず、彼はシャンパンをクレープの上にひっくり返してしまい、それが燃え上がったのです。驚いた皇太子は、一体何が起きたのかと聞きました。そして見習いシェフは、これは「イギリス皇太子のクレープ」と命名された新しい料理なのだと答えます。そこで、皇太子は、それよりも、彼が連れて来ていた若いパリジェンヌの名をとって、「クレープ・シュゼット」と名付けた方がよい、と言ったのです。こうして発明されたクレープ・シュゼットは、今日ではオレンジで
香りづけされたグラン・マルニエというリキュールで火をつけられて提供されるようになったのです。

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