これは、もっぱら低温殺菌された牛乳のクリームだけを使ってつくられた、
AOC品質表示を許可されたバターです。この高級バターはドゥ・シャレント
地方の製品で、ヴィエンヌ県、ドゥ・セーブル県とヴァンデ県の3県に
またがってつくられています。これらはかつてポワトーの田舎だったのです。
その中でも一番有名なのがエシレのバターです。
エシレのバター Le Beurre d’Echire
エシレというのはこの地方の乳製品協同組合がつくるバターの質の
良さで世界的な評価を受けている村の名前。1904年から、エシレのバターは
一番質のよいバターの仲間入りを果たし、ロシアにまで輸出されました。
エシレのバターはドゥ・セーブル地方のAOC品質表示を許可されています。
お味はというと、極上でデリケート、しなやかさが特徴的で、これは
土地の味だけでなく、伝統的な製法が保たれてこその味なのです。
牛乳は、日曜祝日に関わらず毎日集荷されています。世界中の宮殿で
提供され、料理に使われているエシレのバターは、フランスの美食の
小さなスターで、名声は日本にまで及んでいます。
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