パリから60キロ北東にあるムオーでは、18世紀までは修道士たちによって
マスタードが作られていました。秘密にされていた製造方法は18世紀にJ・B・
ポメリー氏に伝えられ、彼の子孫が1949年にポメリー社を設立し、昔ながらの
製法で、ムオーのマスタードを作っています。
ムオーのマスタードは、白、茶色、黒の3種類のからしの種を使って作られます。
それから水と酢とスパイスと塩を加えて混ぜていくのです。釉薬をかけた陶器にいれて
包装されたマスタードは、250グラムから500グラムまであり、赤いワックスと
リボンで封をされ、ゴシック調の文字のラベルが貼られています。
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そんなムオーのマスタードは美食家のためのマスタードだということができるでしょう。
ビストロでは、ポトフや冷製の肉とともに添えられるが多いです。