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ルブロション AOP Reblochon

サヴォワ地方を代表するチーズ、ルブロションは、13世紀にアラヴィ山塊で誕生した、牛の2度目の搾乳でできたチーズ。当時の生産者たちは牧草地を借りており、僧侶や貴族に現物で、つまり彼ら牛乳の出来高に応じて支払いをしてました。徴収される乳の量をへらすため、農家たちは地主の目の前で1回目の搾乳を行い、彼らが帰ると2度目の搾乳を行いました。農家が保存した乳はとてもクリーミーですぐにチーズになりました。アンシャン・レジームの没落の頃、ルロブションの存在が明かされました。

 全乳の生乳で作ったルブロションは、1958年からAOC品質表示を獲得。このチーズは約50グラム、直径14センチの円型で、厚さは4センチ。中は白く、皮は黄色がかったオレンジ色で、小さな白い泡で覆われています。これはアボンダンス種、タリヌ種、モンベリヤード種の牛乳からできています。2−3週間熟成されてから、エゾマツの小さな板で包み、湿気を調整します。チーズ農場で生産されたルブロションは緑の目印が特徴的で、赤い目印のものはフルーティに香ります。年間約2500トンのルブロションが生産されています。

tartiflette
La tartiflette au reblochon タルティフィレット

料理としては、ルブショナードとタルティフレットが有名です。ルブショナードはルブロションを使ったジャガイモのグラタンで、生ハムやサラミと一緒にいただきます。タルティフレットは、ルブルションとタマネギ、ハムを使ったジャガイモのグラタンのこと。タルティフレットは伝統的な料理のように見えますが、実際はそうでもありません。これは販売促進のために、1980年代にルブションの専門家組合によって考案されたのです。

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