ごつごつしている、ブジグの牡蠣は、セットという街の近くのトー潟で
生産されています。トー潟は、ラングドック・ルシロン地方で一番
大きい潟。ここは地中海から砂が紐上に連なったもので分断された、
塩水の潟で、面積は7500ヘクタール、深さは約５メートル。潮の満ち
引きがないので、潟で養殖するための特別な技術が必要です。浮遊状態での
飼育というのは、大西洋側で行われている、平たい形の牡蠣の飼育とは
全然違うものなのです。ブジグの牡蠣は、ここから何キロか離れた所で
生産されている、ピクポル・ド・ピネという辛口白ワインと驚くほど
よく合います。
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