9月27日から28日の2日間、今年も渋谷フレンチフェスティバルが開催される。シブフレはフランス産の食と飲料の魅力を一般の人に向けて発信するグルメイベント。今年で5年目となるこのイベントは年々賑わいを増し、渋谷の街に欠かせない文化イベントのひとつとなった。
昔から若者に人気の渋谷のスクランンブル交差点は、東京を訪れる外国人にとってのマストスポット。とはいえ魅力的であり続けるためには文化的な要素が欠かせない。いつも人で賑わう渋谷と、フランスの食の魅力をより多くの人に届けたい主催者のフランス農業・食料主権省。そして渋谷が文化的であることを重視している東急グループが協力しあって、渋谷がフランス色に染まる2日間。

シブフレのメインイベントは2つのマルシェだ。ひとつはスクランブルスクエア12階で開催される「ル・マルシェ〜ターブル・デ・シェフ〜」。こちらは2日間で合計6名のフランス料理のトップシェフが腕を振るい、シブフレのために特別に用意されたフランス料理と、シャンパーニュやワイン、チーズ、シャルクトリなどを立食、回遊形式で楽しめる。基本的に事前予約、80分制のイベントで、4000円、12枚つづりのチケットを購入し、チケットを使って飲食する仕組み。毎年大人気のイベントなので、早めの予約がおすすめだ。
もうひとつ、予約不要のイベントが「ル・マルシェ〜グランテール」こちらは渋谷ストリーム前稲荷橋広場で2日間開催され、入退場自由。ワインやシャンパーニュ、フランスのお惣菜などを気軽に楽しめるイベントだ。当日はフランス人ミュージシャンによるアコースティック・ギターとアコースティック・ベースの演奏もあり、食と音楽とともにフランス気分が楽しめる。
プレスイベントでは、Taste FranceによるTaste France Familyの名誉会員に、レストランモナリザの河野透シェフが選ばれた。「最近10日程フランスに行き、テタンジェやパリのロブションでも大変なもてなしを受け光栄でした。フランス料理がとても進化していて、僕らが作っているフランス料理はもう古いのかなと思ったくらい。シブフレは今年で3回目で、渋谷のフランス料理をPRできて光栄に思っています」とシェフ。河野シェフは25歳で渡仏し、パリの「ギー・サボワ」など、名店でキャリアを積み、ジョエル・ロブションの愛弟子として活躍。恵比寿の「タイユバン・ロブション」初代日本人シェフを務め、現在は「レストランモナリザ」のオーナーシェフ。河野シェフの料理は9月27日の「ル・マルシェ〜ターブル・デ・シェフ」で味わえる。