何千年も前から、カマルグは塩の収穫に適した地形。古代ローマ時代
からゴール地方のミィディ沿岸での塩栽培は有名で、特にエグ・モルトの
塩が評判でした。この土地で、カマルグの塩も収穫されるのです。
カマルグの塩と、カマルグの塩の花は、エグ・モルトの塩田でとれた
ものだけを使用しています。エグ・モルトでは、毎年250000トンの塩を
生産しています。この工場で温度調整された塩は、フランスの人間、
家畜を含めた塩需要の3分の1をカバーしています。エグ・モルトの
塩製造工場の設備は世界一近代化されているのです。
カマルグの塩には次の3つのタイプがあります。
塩の花(フルール・ド・セル)
繊細でかりっとした口あたりで、非常に強いアロマが特徴的。
伝統的な製法を守り、今日でもカマルグの塩は手で収穫されています。
大粒の塩
不規則な形をした塩の結晶でできていて、乾燥しておらず、
マグネシウムが豊富です。これは料理に使うのに適しています。
細かい塩
海の塩を純度の高い粉状にしたもの。テーブルの上で用いられ、
料理を自分好みの塩加減にするときに使われます。