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アキテーヌ地方、バスク地方の果物と野菜 Fruits et Legumes

バスク地方のピペラード La piperade basquaise

バスク地方で一番有名なレシピといえばピペラード。ピペラードは、トマト、赤ピーマン、玉葱、ニンニクと香辛料を使って作ったラタトゥイユのようなもの。ピペラードはローストしたお肉や、豚や鴨、子羊のコンフィと一緒にお皿に盛られるのが一般的。フライパンで温めたピペラートに卵を加えて卵とじのようにするか、鴨の脂でジャガイモをソテーしたものと一緒に食べるか、バイヨンヌの生ハムを軽く火で炙ったものに添えて食べるのが伝統的な食べ方です。

Les Pruneaux d’Agen アジェンのプルーン

アジェンのプルーンは、アントのプルーン生産者が名付けたプラムの種類の1つで、乾燥プルーンです。これは、ロット県やガロンヌ県、またアキテーヌ地方でよく見かけます。

pruneaux

 アジェンのプルーンは、2002年からEUのIGP品質表示によって守られるようになりました。19世紀にはトゥールやディジョンなどの都市がプルーンで有名でした。

 これはそのままメインディッシュに添えられるか、甘いデザートに使われたりします。

 La fraise du Périgord ペリゴールのイチゴ

 イチゴは1895年ごろにドルドーニュ地方に現れました。そして、いくつかの地方で限定された方法で発展していきました。第一次世界大戦後にブルターニュ地方からの移民がやってくると、イチゴの生産は向上していきました。この地でのイチゴの栽培が飛躍的に発展していったのは50年代のこと。1971年には、ペリゴール地方の生産者がパリに上京し、パリジャン達に向かって「ペリゴールにかぶりつこう!」というキャンペーンを打ち出しました。

 200近くの生産者たちによって育てられているペリゴールのイチゴは、ペリゴールのIGP品質表示を獲得しました。イチゴ王国はペリゴール・ブランの真ん中あたり、ペリグーとベルジュラックの間です。このイチゴの質の良さはお墨付き。7種類ある中で、特に有名なものはガリゲットという細長い形をした、早い時期に採れるイチゴ。それからマラデボワという小さめで、とても香り豊かなイチゴもあります。ペリゴールのイチゴは6ヶ月のサイクルで栽培されています。

さくらんぼ La cerise

 19世紀までこの地方で行われていたさくらんぼ栽培は、60年代に復活をとげました。4000以上ものさくらんぼの樹と、新しく植えられたものが、ラブールの田舎で収穫されます。

 ペロアという一番有名なさくらんぼは、ジャムになったり、バイヨンヌのチョコレートなどに使われます。

 グザパタデイクシャスは、小さくて黄色みがかったオレンジ色のさくらんぼで、酸味と甘みがあり、バイヨンヌのチョコレートやガトー・バスクなどに使われます。

 ベルザというさくらんぼは、黒くてしぼると紫色。これも有名なジャムに使われます。

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